映画の中のイケア

先日、DVDで「(500)日のサマー」((500) Days of Summer)を観ました。


14090901サマーに恋をした


時間軸をシャッフルした構成はハードルが高そうで少々身構えますが、鑑賞し終えてみれば実はきわめてストレートなボーイミーツガール物語。ポップでチャーミングでちょっとだけ切ない、良くできた恋愛映画だと思います(冒頭で「これはラブストーリーではない」という断りが入ったりもしますがあれはわざと斜に構えてカッコつけてるだけ)。

「サマー」とは季節の夏を意味するのではなく、映画のヒロインの名前です。日本で言うと「夏ばっぱ」みたいなものです。主人公のトム君を500日にわたって翻弄する役回りなのでヒロインよりはファム・ファタールと言ったほうがしっくりくるかもしれません。
名前といえば、サマーを演じた女優ズーイー・デシャネル(Zooey Deschanel)のファーストネームは、サリンジャーの小説の登場人物であるゾーイー・グラース(Zooey Glass 最近の村上春樹訳での表記はズーイ・グラス)にちなんで付けられたものなのだそうです。

14090910フラニーとゾーイー

こっちのゾーイーは男性なんですけどね。まあいいけど。

なおタイトル中に「(500)」と括弧が付されている理由については一所懸命調べて以下の二つの英文サイト↓を見つけたのでどなたか翻訳して私に教えてください。

IMDb
Wikipedia
(なんだか双方でぜんぜん別の説明がされているような気がして仕方がないのですが気のせいでしょうか? そこらあたりも含めて是非)



さてここからが本題。
劇中でトムとサマーが同じ店でデートするシーンが2回出てきます。

その店というのが、IKEAなんですな。



上の動画はイケア(ロサンゼルスのバーバンク店だそうです)での最初のデートシーン。二人の初デートという設定なので嬉し恥ずかし感が炸裂しまくっているわけですが、時を経た二度目(といっても映画は時間を組み替えているので確かこちらのシーンのほうが先に登場したような気が)のイケアデートでは二人の間に秋風が吹き始めており、なんとか関係を修復したくて必死のトム君が最初のデートでの楽しかったやり取りをそっくり再現しようと試みるもサマーは浮かない表情のまま乗ってくる気配を見せないという。この2回のデートのコントラストが、大人の男性なら誰もがいつかどこかで一度は味わった苦い記憶を呼び起こさずにはおかないのであります。わたくしも会心の駄洒落を放ったにもかかわらず妻にガン無視された時など(以下略)


…すみませんイケアの話でした。
映画のストーリーとは関係ありませんが、店内の様子が日本のイケアとソックリなんですよ奥様。

14090919構造材むき出し天井

構造材むき出しの安普請天井に始まり、

14090921お部屋ディスプレイ

何から何までイケアで揃えなければいけないという強迫観念を客の脳内に植え付ける「ステキなお部屋」のディスプレイ。

14090923スカしメッセージ(コピー?)

壁面のなんだかスカしたメッセージというかキャッチコピーもあるある!

14090924ポエング

右側に見えるのはベストセラーリラックスチェアのポエングの名前ですな。

14090922プライスタグ

下端がカラーリングされた細長いプライスタグに、

14090920ショッピングバッグ

とどめはお馴染みの黄色いショッピングバッグ。


もう、ここが港北のイケアだと言われてもまったく違和感がありません。
もちろんバーバンクのイケアが港北のイケアに似ているわけではなく、世界中のイケアの店舗仕様がオランダのグローバル本部により徹底的にコントロールされている結果なのですが、べつにここまで何から何まで一緒にせんでもええやんか。

まこと、全世界を同じ色(青と黄色)で染め上げようとするイケア帝国の執念には脱帽するほかないのであります。
きっとベルトコンベアに乗せられたように順路を歩くことを強いられ見たくもない商品をダラダラと強制的に見せられ最初は買うつもりのなかった商品いつの間にか買わねばという気分にさせられる店舗構造も同じに違いない。


14090924IKEAバーバンク
ちなみにこれがIKEAのLAバーバンク店。



以上、映画の話なのかイケアの話なのかどっちつかずでとっ散らかってしまいましたが、とにかく「(500)日のサマー」はお勧めでございます。クロエ・グレース・"ヒットガール"モレッツも出演してるしね☆

サマーといっても夏映画ではなく、むしろこれからのちょい物寂しくなる季節にうってつけだと思います。旧作なので安くレンタルできるのも景気回復が足踏みする昨今においてはポイント高し。こんどの連休は108円握ってTSUTAYAへ急げ!


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どーもどーも

むっちゃ、お久しぶりです。

見ました~。2人共可愛かった。イケアのシーンはかなり良い宣伝になってましたね~。イケアってあんな風にデートにも使えるってことが、この映画でわかりました。けっこう真似した人いるかもですね。
この映画は、何より、クロエちゃんが年上の男の子達に頼りにされてるシーンが可愛くて。そっちの印象が私は強いです。あの設定はいい!

子役と言えば、主演の男性役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが、昔昔に見たデミ・ムーア主演の陪審員って映画に子役で出てたんですね。彼の映画はずいぶん見てましたが、先日ちらっとこの映画を見て「あっ!」。まんま成長したって感じでした。最近、古い映画を見ると、今活躍している俳優さんを見つけたりして、古い映画ってそういう楽しみもあるんだな~と思った自分に年を感じた今日この頃であります。それにしても、サマーって罪作りな女でしたね。

ジョゼフと言えば~・・・、と・・・この辺で失礼します。

撫子様

こんばんはーっ! お元気ですか?

サマー、やはり御覧になってましたか。楽しくて少しだけキュッとなる映画でしたね。天然の悪女がいちばん始末に負えないと思います。最後にオータムさんが現れて救われましたが。

クロエ嬢のことは記事中で語る余地がなかったのですが、やはりどうしても言及しておきたかったので最後に無理矢理ねじ込んでしまいました。「年上の男の子達に頼りにされてるシーンが可愛い」というのは我が意を得たりです。彼女はああいう役柄が似合いますね。映画撮影時は10歳そこそこだった筈ですが、ホント、いい演技をするなと感心してしまいます。そろそろキャリーも観てみようかと。

ジョゼフ・ゴードン・レヴィットが子役出身であったことは初めて知りました。ググってみましたがカオが今とそっくりそのままで笑えます。マコーレー君やハーレイ君やジェイク君みたいにならないでよかったよかった。

ジョゼフと言えば…の続きが気になります。
私は今年に入ってクリストファー・ノーラン監督作品を立て続けに観たのですが、「インセプション」でも「ダークナイト・ライジング」でもジョゼフ君はカッチョ良かったですね。クリスチャン・ベールもスピルバーグの「太陽の帝国」の子役出身とのことで、バットマンもロビンも子役出身なんだなあと妙に感心した次第です。

そ~、そ~

そうなんですよ~。

と、ついまた出て来ちゃったんですけど・・・はは。
最近、活躍しているスターに案外子役出身が多くてびっくりします。
一昔前は、アルコールだドラッグだオバサンに食われちゃった!?とか、才能がありながら大人になっても活躍できなかった子役がたくさんいましたよね。あえてハリウッドから遠ざかった子役もいて、それはそれで残念。ジョゼフ・マゼロ君なんかは、これからもっと活躍して欲しいなあ。かのスカーレット・ヨハンソンも子役出身なんですねー。

でもって、本題の方のジョゼフ君!そうそう、かっちょ良かったですね~。見ました、見ました~。彼は可愛かっちょ良い系とでもいいますか。失礼ながら子役の時は全然記憶に残らなかったんですけど。。。「LOOPER/ルーパー」見ました? あれはないなと記憶に残った映画でして、ストーリーはともかく、ジョゼフ君をかっちょ良いと評した神楽嶽さんの感想が知りたいです。ふはは。あれはジョゼフ君は断って良かった映画だと私は思ってます。。。。

クロエちゃんの「キャリー」も楽しみですね。ぜひ神楽嶽さんとこちらで語り合いたいですよ。実はオリジナルの「キャリー」は好きな映画でして(笑)、あれは怖い映画なんですけど本当はとても悲しい映画で、なんつーか、こうツボってるシーンがけっこうあるので、その辺がどうなっているのかなあと興味津々であります。

というわけで、長々と失礼いたしました~。

撫子様

こんばんは(^^)

スカヨハ姐さんも子役出身でしたか。私はフェルメールの絵の映画(タイトルを正確に思い出せません)あたりからしか知りませんでした。ノーブルに綺麗な女の子だと思ってたらいつの間にか峰不二子みたいになっちゃいましたね。上手に脱皮したと言うか。

ルーパーは近いうちに観たいと思っていたんですが、そんなにダメなんですか? わかりました。確かめてみましょう。逆に興味が湧いてきました(笑)

デパルマ版のキャリーは中学の時にテレビで観て例のラストでひっくり返りました。シシースペイセクがこれ以上ない程のハマリ役でしたね。それに比べてクロエさんは健康的で可愛らしすぎると批判されたとかされなかったとか。結構アンニュイな表情も似合うので個人的にはアリかと思っていますが。
キングの原作も構成が凝っていて面白かったです。





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Author:神楽嶽ヒロシ
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