ギャッベの話 (その3)

(「その2」 からの続き。 「またか」 「ウザい」 などとおっしゃらずにお付き合いいただければ幸いでございます) 


前回までに書いた事柄のほか、ルームアート松井さん (以下、「RAM」 と表記) で教えていただいたりネットで調べたりして学んだ内容を、以下に思いつくまま記録しておきます。 


・ギャッベは基本 「一点物」 だが、中には元締めの業者から渡された柄の通りに織られる量産品も存在する。 
・糸は機械つむぎではなく手つむぎのため、太さが一定でない。 
・そのため染めムラ(アブラッシュ) が発生し、同じ色でもグラデーションの風合いが生まれる。
・草木染めの素材には色が淡くなっていくものと濃くなっていくものがあり、経年変化に味わいをもたらす。 
・草木染めが基本だが、粗悪品には化学染料が使われることも。 
・化学染料が出始めた頃、発色の良さに着目して高級品にあえて化学染料が使われていたこともある。 
・ゾランヴァリのギャッベに使う糸は、同社が織り子さんに供給している。 それにより品質を保つことが可能。 
・脂 (ラノリン) を抜いていない羊毛を使う。 
・そのため滑らかな肌触りとなる。 ギャッベ販売で長時間触れていても手は荒れず逆にお肌スベスベとか。 
・ニュージーランド等で羊毛の刈り込みに従事する人の手がいつまでも若々しいのも同じ理屈らしい。 
・脱脂していない羊毛は染めづらい。 ゆえに、染めの工程を何度も繰り返さなくてはならない。 
・毛足の長さに余裕があるため、再シャーリング (毛の刈り込み) により新品同様に復活させることも可能。 


13110905アートギャッベ展


ギャッベは実に味わい深く、売り場でどれだけ眺めていても飽きることがありませんでした。 素朴な織り柄も、ペルシャ絨毯のようなトラディショナルで重厚な感じのものよりもわれわれの好みに合います (というかペルシャ絨毯買えませんけど)。 耐久性の強さも含め、長く楽しむことができるでしょう。 夏に涼しく冬は暖かく、季節を問わず快適に使えるというのも嬉しいポイントです。 

じゃあ今すぐ手に入れてしまうかというとそういうわけにはいかず、購入にあたっての問題点は主に2点。 
「色柄」 と 「価格」 であります。 

まず 「色柄」 のお話から。 
よく似たデザインも存在するとはいえギャッベは基本的に手作りの一点物であるため、買おうと決意して訪れた店に自分の欲しい色柄のものが置いてあるとは限りません。 もちろんオーダーも不可能。 さらにたとえ色柄が好みにジャストミートであってもサイズが合わないというケースも大いにあり得るのであり、とにかく店舗での偶然の出会いにより左右される部分が非常に大きい商品であるということです。 なんでもお客さんの中には惚れ込んだギャッベの写真を持ち歩き 「これと同じものはないか」 と何年も探し続けているギャッベ難民のような方もいらっしゃるとかいらっしゃらないとか。 

もう一方の 「価格」 のハードルは、当ブログにおいてはお馴染みの話題ですな (笑) 
一生モノですからといくら説得されたって、数十万円もする絨毯がわれわれにとって超贅沢品であることに変わりはなし。 仮に 「アートギャッベ」 から選ぶとするとわれわれの希望サイズではどうあがいても30万円以上の出費は免れず、現時点ではそこまで出す気持ちにはなれずにいるというのが正直なところです。 RAMでは分割払いメニューも用意されていましたが、家のローンも終わっていないのにこれ以上借金できるかあ! 

とはいえソファ検討の中で見る見るうちに予算が吊り上がって行った過去の経験に照らせばこの先どうなっていくのかは私にも見えません。 まあどちらに転ぶにせよ高額出費になることは間違いないので、後悔することのないよう研究と検討を続けていく所存であります。 


そんなわけで、ギャッベ探しの旅は続くのです。 
消費税が上がる前までには何とかしたいと考えておりますが、さてどうなりますことやら。 

つづく) 

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美しさに騙されてはいけません

素晴らしい取材能力?ですね。こんなにギャッベの魅力と購入上の問題点がまとまった記事はないでしょう。おかげで自分でブログを書こうとする気がわきません(笑) 
問題点はまさにその通りです。なので、私はまず「色柄」をあきらめました。
アートギャッベの魅力は品質もありますが、アートという名前をつけるほどのデザイン性なんだと思います。したがって、色柄を青や赤、緑といったシンプルな1色のグラデーションとすることで、サイズ含めた選択の幅が広がります。
あとは選択の幅の中で、価格が高くても品質の高いソランヴァリ社のものを選ぶか、カシュガイ族が手織りしたものならよしとするのか、価格と品質のバランスを見ながら選択するのみです。(品質の判断は難しいですが)

ギャッベ探しの旅、期待して見守らせていただきます(家づくり、ソファ探しでは先を越されたので、ちょっと上から目線です(笑))

よっしゃあ様

おはようございます。 

ギャッベの世界はどうも怪しげな情報が飛び交っているような気がして、整理してからではないととても購入に踏み切る気になれないのです。 

アートギャッベのデザイン性の件、おっしゃる通りですね。 ルームアート松井ではさまざまなデザインに目を奪われました。 
ただ、先日訪れたアートギャッベの別の店 (総本山ボー・デコールの横浜支店) には、単色グラデーションのギャッベも置いてあり、非常に美しかったです。 よっしゃあさんのギャッベも、シンプルだからといってアートギャッベにひけを取っているということはないと思いますよ。 

まだ定まっていないのでこれから変わっていく可能性はありますが、われわれの現時点での第一候補は、(よっしゃあさんのと同じ) ブルーのグラデーションです。 

ゾランヴァリは高品質の証みたいなところがあるので惹かれますが、いかんせんお値段が… 
たくさん見て審美眼を養い、ゾランヴァリ以外のリーズナブルな物の中から高品質のギャッベをピックアップする というのが理想ですが、無理ですね (笑) 

せいぜい頑張ります。 
大所高所からのアドバイス、是非よろしくお願いします (^^) 
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