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ギャッベの話 (その2)

その1からの続きです) 

さて、ルームアート松井さん (以下、「RAM」) での「アートギャッベ」 の価格ですが、われわれがリビング用に希望するサイズ (200×150cm程度) のギャッベには、軒並み35万円前後のプライスタグがぶら下がっていました。 なおこの価格は 「サフ」 という中上級グレードのもので、さらに高級な 「ジャマール」 に至っては、なんと55万円前後。 


ごじゅうごまんえん。 


13111001ブルジュハリファ


2年前にブルジュ・ハリファから飛び降りる覚悟で買い求めたソファのそれを軽く凌駕するお値段であります。 

とんでもなく高価であるという話は何となく伝え聞いてはいたものの、それでも値札に書かれた価格を目の当たりにすると正直ゲンナリしましたね。 さすがに。 


気を取り直して話を先に進めます。 
ギャッベのグレードは、織りの細かさ、言い換えれば織り目 (ノット) の数によって決まるのだそうです (複雑な絵柄ほど高くなったりするのかと思っていましたが、そうではないと)。 使用する糸が細く、織りが細かくなればなるほど価格が上がっていくわけです。 

織りの細かい 「ジャマール」 は糸がみっちりと詰まり、指でなぞると跡が残るような高級絨毯独特の手ざわりであるのに対し、ワンランク下の 「サフ」 は、もう少しフカフカした感触でした。  

また、細い糸のほうが表面の毛先を短く刈り込むことになるため絨毯の厚みはジャマールのほうがサフよりも薄くなるとのことで、「重かったり分厚かったりする物のほうが高価」 という昭和的価値観から離れられないわたくしにはちょっと意外に思えます。 耐久性に関しては一般家庭で普通に使うぶんにはいずれも十分すぎるほどの実力を備えている (現地で土足で使われている物が50年以上の使用に耐えるので、素足で使う日本なら倍の100年は持つだろうという理屈) ので選択はお好み次第ということになりますが、ジャマールはサフに比べて遊び毛が少なく掃除がしやすいという実利的なメリットもあるとのこと。 

なお、展示現場のスタッフさんによれば、今回展示している大型のギャッベは全てサフ以上のグレードであるとのことでした。 (このシバリがボー・デコール軍団のアートギャッベ全体に適用されているのかどうかについては確認していないため不明です。) 


13111002アートギャッベ展


これらサフとかジャマールとかいったグレードは、ギャッベ業界全体で共通的に使われているものではなく、ゾランヴァリ社により独自に設定された区分のようです。 ジャマールよりも更に上級のカテゴリーとして 「ルリバフ」 (「ロリバフ」、「ルリバフト」 とも。 ちなみにRAMにおいては 「ブルリバフト」 という表記がなされますがググってみた限りではRAM以外でこの表現を用いている店は見当たりません) というものが存在し、これはギャッベ生産の担い手として広く知られるカシュガイ族とは全く別の民族であるルリ族が織ったものであるとのこと。 


更にこのほかに、ギャッベのグレード名として 「カシャンゲ」 だの 「シャクルー」 だのといった別の言葉もネット上を飛び交っており混乱してしまうのですが、あるブログの情報によれば最近グレード体系が変更されたとのことで、「カシャンゲ、シャクルー」 は旧体系、「ジャマール、サフ」 は新体系に属する名称のようです。 

新旧体系につき整理してみたところ、

 【旧体系】(左ほど高級) 
  ルリバフ > カシャンゲ(カシュクリ) > シャクルー(シェカルー) > アマレ 

 【新体系】(同上) 
  ルリバフ > ジャマール > サフ > アバド 

このようになりましたが、あくまでもネットに散らばった情報をまとめた結果にすぎないため100%正解と言い切れるものではありません。 その旨ご了承ください。 


それにつけてもギャッベの世界はなかなかややこしいです。 


その3へ続きます) 

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興味深いです

ギャッベのレポート、待ってました! なかなか興味深い内容です。
しかし、ほんと高いですよねえ。お店ではローンまで準備されているようですが、ギャッベとはいえ、ラグで借金とは。
うちは、200X180ぐらいの正方形に近いサイズを探していたので、なかなか見つからなくて、大変でした。
アートギャッベはよーく見たことがないのでわかりませんが、家のギャッベをよーく見てみると、染まっていない白い毛や青なのに黒い毛が混じっていたりとするので、これが品質の差かなあと思っています。まあ、十分快適ですけど。

よっしゃあ様

こんばんは。 

おっしゃる通り、アートギャッベは高いですねー。 ため息が出てしまいます。 
イランのゾランヴァリと日本のボー・デコールという 「高級寄り」 の卸が介在してそれなりのマージンを乗せていることが、その最大の理由であると理解しています。 

そのことにより付加される信頼感やプレミアム感にお金を払う気があるかどうかが、判断の分かれ目になるのでしょうね。 
われわれの方針はまだ確定していないため何とも言えませんが、現段階ではアートギャッベは難しいかなあと思っています。 

アートギャッベも部分的にわざと違う色の糸を混ぜてみたりすることはあるそうですよ。 
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