ミーレのショールーム探訪

13092701ミーレショールーム


先日、食洗機の話を伺うため、目黒通り沿いにあるミーレのショールーム (ミーレ・センター目黒) にお邪魔したのであります。 

このショールームには以前から何となく敷居の高そうなイメージを抱いていました。 実際、エントランスで行く手をふさぐ城門のように重厚な木製扉を開ける時には大いにビビりましたが、ひとたび入店してみればなかなかに居心地のよい空間。 一見さんお断りどすと冷たく追い返されるようなこともなく、親切な男性スタッフ氏 (小島よしおを男前にした感じ) が時間をかけて丁寧に説明して下さいました。 


13092702ミーレショールーム内部


以下、教えていただいた内容を列挙してみます。 


【ミーレ食洗機の特色】 

 ・価格は確かに高いが、国産よりも耐久性があるため、トータルで見たコストは変わらないと思う。 
 ・国産のパーツ保管年限はドイツの法規制により製造中止後15年間 (国産は7年間)。 
 ・モデルチェンジしても基本構造や寸法に変更は加えないため、取り替えも容易。 
  (国産では同一メーカーのモデルでも入れ替えに大掛かりな工事が必要となる場合がある) 

 ・(※「ミーレには高級イメージがありますね」 という私の言葉を受け) 
   ミーレは自動車に例えると (やや高級な) レクサス。 ベンツに該当するのはガゲナウあたり? 


【洗浄機能】 

 ・庫内の上中下3段に設けられたスプレーアームから出る水流で洗浄を行なう。 
 ・最上段のカトラリートレイで箸やスプーンなどの小物をきれいに洗えるのはこの構造のため。 
 ・スプレーアームはモーターではなく水流の力で回転する。 モーター駆動よりも壊れにくい。 
  (水を送るポンプが、ミーレ食洗機の技術の 「キモ」) 

 ・ミーレ食洗機は 「汚れを落とす」 というミッションを完遂しようとするベクトルが強い。 
 ・洗浄水をセンサで検知し、含まれる油分が基準値以下になるまでは運転を延長する。 
 ・陸続きのため疫病がたやすく流行した欧州では、「不潔は命にかかわる」 という意識が強いのか。 

 13092706シャワーアーム
  真ん中に見えるのが中段のスプレーアーム。 
  これが上中下段に三箇所あると聞けば、汚れ落ちはさぞ強力であろうと素人でも容易に想像がつくというもの。 



【乾燥機能】 

 ・乾燥用のヒーターはない (国産と異なり 「食器洗い乾燥機」と称さないのはこのため)。 
 ・乾燥は、最終すすぎ時の高温水の余熱で行なう。 
 ・余熱乾燥は、蓄熱しやすい金属食器や陶食器で有効。 
 ・逆に、プラスチック食器や木食器は乾きづらい。 
 ・高湿な日本では、食洗機は食器乾燥機の延長線上で開発された。 
 ・水資源の貴重な欧州では、少ない水量で食器洗浄を行なうために食洗機は開発された。 
 ・湿度の低い欧州では、日本ほどには強力な乾燥機能が求められない。 


【使用スタイル等】 

 ・大容量を活かし、朝昼晩の食器を、夜間に1回運転して洗浄というスタイルが基本。 
 ・そのため、朝昼晩3食分の食器を用意する必要がある。 
 ・60cmタイプと45cmタイプのうち、キッチンの幅が270cm以上の場合は60cmタイプがお勧め。 
 ・45cmタイプは、大雑把にいえば60cmタイプをアジア市場向けにサイズのみ縮小したもの。 
 ・したがい、洗い物一つ当たりのエネルギーコストは60cmタイプよりも高くなってしまう。 

 13092705大容量
  迫力の大容量。 1日1回運転の場合3食分の食器が必要とは個人的には盲点でした。 


【最上位機種について】 

 ・最上位機種は約10万円高いが、基本機能は大きくは変わらない。 微妙に省エネ設計になっている程度。 
 ・イニシャルコストの差をランニングコストでは回収することは不可能。 
 ・静電タッチパネルも使いづらく、故障時の修理費用も高い。 
 ・どうしてもというお客さん以外にはお勧めしないようにしている。 ほとんどステイタスシンボルみたいな存在。 

 13092703最上位機種
  最上位機種の G 5910 SCi。 価格は489,300円。 
  そういえばIFA2013で発表された最新6000シリーズは、ボタン操作ではなくノック2回で扉が開くらしいです。 方向性として正しいのか?


以上、聞き書きのため一部勘違い等あるかもしれませんが、たいへんわかりやすいご説明で、今まで全く知らなかったミーレの食洗機の成り立ちや特徴、国産との違いなどを理解することができました。 ところどころに挟まるぶっちゃけトークもたいへん面白かったです。 

スタッフ氏が製品を指して 「この子」 と表現するのがちょっと気になりましたが、それも自社製品に対する愛情の表れと捉えれば納得がいくというもの。 
口角泡を飛ばしつつ 「国産よりも圧倒的に優れているから是非導入しましょうそうしましょう」 とばかりにグイグイ迫るのではなく、メリットとデメリットを秤にかけよく検討されたうえでご自身のライフスタイルに合うようでしたらどうぞ使って下さい というソフトな営業スタンスには小気味よいものがありました。 伝統あるグローバルブランドの自信と余裕がそうさせるのでしょうか。 

 13092704クラシック
  ミーレの長い歴史の象徴のようなG45モデル。 1960年代のベストセラーだそうです。 

ミーレも知名度が上がって売り上げも右肩上がりではないですかと水を向けた時には、「そうなんですが、好調なのは食洗機ばかりで他は大したことがないんです」 といくぶん悔しそうな表情を見せていらっしゃいましたが。 



さて、新築から日も浅いわが家で、ビルトイン食洗機 (わが家のはパナソニック製です) の買い替えニーズなんてあろうはずがありません。 
そんな中わざわざショールームへ出向いたのはミーレの食洗機について是非とも知りたいことが一つあったからなのですが、長くなりましたのでその話はまたあらためて。 


つづく) 

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とても気になります…

神楽嶽 様

詳細なミーレショールーム探報レポート、ありがとうございます。

それにしても…このフェードアウトの仕方…
ミーレ信者と化している私には、とても気になるのであり…
続きの記事UPをどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

FIKA様

こんばんは。 

あー… 確かにそういう風に読めますね。 

ご心配なく。 ミーレの欠点探しではなく、「国産 (パナ) が持つある欠点が、海外製 (ミーレ) でもあるのかどうか」 を確認するのが目的だったのです。  …って何のことやらわからないですね (笑) 

具体的な内容は続きの回に譲りますが、その欠点はミーレにはなかった というのが結論です。 
ご安心ください (^^) 

誤解を招く表現でご心配をおかけして申し訳ありませんでした <(_ _)> 

No title

お持ちの食洗器に乾燥なしコースがあると思いますよ。
私は、引越し前に使っていたパナソニック製品に、そのコースが(おいそぎコースとか)ありましたので、いつも乾燥は使ってませんでしたよ~

chika様

おはようございます。 

今ネットでマニュアルを確認してみたところ (紙マニュアルを引っ張り出してくるより楽 (笑))、確かに乾燥なしの運転が可能なようです。 こんど試してみようと思います。 

情報ありがとうございました (^^) 
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