冬でも冷たくならないサーモタイルの弱点とは?

2013年08月19日21:56  設備・仕様 写真あり

「電気やガスなどのエネルギーを使わずに、タイルの冷たさを解消する」 というふれこみの、LIXIL (INAX) のサーモタイル。 

13081901サーモタイル

わが家では 「スレートⅡ (内床タイプ) IFT-300/ST-21N」 という品番を2階洗面室のフロアに採用しております。 
おおむね能書き通りの性能を発揮しており、冬場の床の不快なヒンヤリ感が満足できるレベルまで軽減されている というのが、寒がりの妻による評価であります (私は鈍感なのでよくわからない)。 

13081902洗面室床

とはいえ良いことづくめというわけにはまいりませんで、これまでの2年5ヶ月間の使用で、明らかなウィークポイントがあることが判明しました。 

それは何かと申しますと、汚れが付着しやすいこと。 
おまけに一度付いた汚れが非常に頑固で、雑巾で拭いた程度では全く歯が立ちません。 

13081903汚れ
全体的に黒ずんでいるのがおわかりでしょうか。 なお真ん中から少し右の白い斑点のように見える部分は、妻がここだけ一所懸命こすって残りは挫折した痕跡です (笑)。 


サーモタイルが冷たさを感じにくいのは、多孔質構造の断熱効果によるもの。 そのためかタイル表面もザラザラとした質感です。 そこに足裏の皮脂汚れなどが溜まって取れなくなるのではないかと推測しています。 

同じようなホワイト系でも、例えばトイレの白タイルは表面がすべすべとしたテクスチャーで汚れが付きにくく、もし汚れても拭けばすぐにきれいになります。 

13081904トイレフロア

もちろんこちらはサーモタイルではないので、冬は情け容赦なく冷たくなり誤って素足で触れてしまった妻にヒャアと悲鳴を上げさせたりするわけですが。 

サーモタイルの汚れの取りづらさは、冷たくなりにくいメリットと表裏一体ということになりますかね。 


というわけで結論。 

サーモタイルは確かに効果抜群だけれど、汚れが付きやすく落としづらいというデメリットがあるので要注意。

 
以上、新築やリフォームでサーモタイルの導入を検討されている方のご参考になれば幸いです。 


さてそれはともかく、汚れてしまったわが家の洗面室の床はいったいどうしたものでしょうか? 


続きます) 

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