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変わりダネLED電球とその起源

壁スイッチの操作で調光可能なLED電球 (三菱化学 バーベイタムLDA9L-H/3SK) を、パントリーのダウンライト用に導入したことは、以前の記事で書いた通りです。 

12102510明るさ比較
パントリーにおけるLDA9L-H/3SKの点灯状況。 左から、明るさ100%、40%、2.5%。 2.5%は真っ暗に見えますが実際は結構明るいです。  

これと同様の 「壁スイッチで明かりを変化させる」 ロジックを用いた電球がシャープからも登場していたことを、つい最近になって知りました。 (発売は今年の1月31日) 

調光機能を持つ三菱化学品に対し、シャープは調色機能、すなわち明かりの 「色」 を変えることができるそうです。 ラインナップされているのは、「昼白色/さくら色(DL-LA51K)」、「電球色/さくら色(DL-LA42K)」、「昼白色/電球色(DL-LA51V)」 の3種類。 

13041501光色一代男

最初のスイッチオンでデフォルトの光色 (上記で、それぞれの最初に記した色) で点灯、一旦消灯して1秒以内に再点灯すると、もうひとつの光色で点灯する という仕組みで、もう少しわかりやすく言うと、

・スイッチ1回押下でデフォルト光色点灯 
・スイッチ連続3回押下でオマケ光色点灯 

ということであります。 

シャープが猛アピール中の 「さくら色」 には全くと言ってよいほど食指の動かないわたくしでありますが、電球色と昼白色を切り替えるタイプにはかなり興味を惹かれるものがあります。 
自室でサボる息子をダイニングテーブルへ強制連行して勉強させる時など、通常の電球色から昼白色に切り替えられて便利なんじゃないか とか (笑)。 

13041511光色切り替え
売り場に切り替え可能なデモ用ディスプレイが置いてありました。 左が昼白色、右が電球色。 色が変わるのがはっきりわかって面白いです。 

ひとつ4000円弱という実勢価格では気軽に交換する気にはなれませんが、目のつけどころはシャープでしょなかなかユニークだと思います。 

と言っても、壁スイッチで明かりを変化させるというアイディアそのものは、所詮三菱化学からのパクリだよなあ… 
そう考えていたところ、実はこの発想のオリジナルは三菱化学ではなかった ということを、数日後に知ることになりました。 


先週勤め帰りに覗いてみた梶ヶ谷コジマのバーゲン棚に並んでいた、東芝の 「ネオボールZ 常夜灯機能付 電球60ワットタイプA形」。 

13041502二つのあかりを使い分け

LED電球ではなく電球形蛍光灯ですが、壁スイッチの連続3回押下により、先端部に内蔵されたLED常夜灯 (消費電力2W) が点灯するのだそうです。 

発売は2006年1月 (発売時のプレスリリースはこちら) と、三菱化学による最初のスイッチ調光LED電球のリリースよりも5年以上も前のこと。 「スイッチ調光型電球」 の元祖の出現が、そんな昔にまでさかのぼることを知って驚きました。 

ちなみにこの常夜灯機能付きのネオボールZ、現在は既に生産中止となっているようです。 
新製品としてのデビューはそれなりに華々しいものであっただろうに、あまりにもニッチであるためにおそらく大した注目を浴びることもなく、やがて押し寄せた照明LED化の荒波には抗うことが出来ず早々に生産を終え、挙句の果てには1個100円 (!) という屈辱的な価格で投げ売りされて終焉を迎える という時代のあだ花とも言うべき運命の哀しさに、涙せずにはおれません。 

わが家では使うあてがないため購入はしませんでしたが、家庭用照明のLEDによる変革期を物語るモニュメントとして一つ手に入れておけばよかったかなあと、少しばかり後悔しているところです。 


以上、LED電球オタク魂炸裂記事 (笑)、失礼致しました。 


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