「2周年」 ?

本日、「東日本大震災二周年追悼式」 が開催されるそうですが、私はこの 「二周年」 という表現に強い違和感を覚えました。 

「~周年」 って、何かを祝う際に用いられる表現じゃなかったの? 

そう思ってちょっと調べてみると、どうもそうとばかりは言えないようで、

 ・没後~周年 
 ・開戦~周年 

など、ポジティブとは言えない出来事についても 「~周年」 の使用事例が散見されます。 まあ、コトバそのものの意味としてはニュートラルに 「ある物事が始まってから~年が経過した」 ことを説明しているだけで、ネガもポジもないと言われればその通りなのですが。 

とはいえ、ネット上で検索してみると私が感じたのと同じような違和感を抱く人の意見も見つかりますし、2010年に行なわれた 「阪神・淡路大震災15周年追悼式典」 については、一部の参加者から 「遺族感情にそぐわない」 という声が出たことが報道されているようです。 
加えて言うならば、「日本語の番人」 的な存在である日本放送協会の、「NHK放送文化研究所」 のコラムには、「『~周年』 はよい意味で記念すべきことに用いるのが一般的で、『阪神大震災○○周年』 などとはふつうは言いません。」 という記述があったりもします。 


あまり声高に叫ぶと逆に 「言葉狩りだ!」 と糾弾されそうなのであくまでもごく個人的な意見であると断らせていただいた上で記しますが、ある出来事によって大勢の人が辛い目に遭い、その記憶が生々しい間は、「おめでたい行事」 を連想させることのある (私のような外部者はともかく、震災の当事者 (あるいはそれに近い方々) からそういった意見が出ているという事実は重いと思う) 「~周年」 という表現は避けるのが適切なのではないかと思っています。 


それじゃあ、『~周年』 の代わりに何と表現すればいいのか教えて!」 

という声も出てくるのではないかと思われますが、

その時は、何も言わなければいいんじゃないですか? 

本日の式典だって、「東日本大震災追悼式」 と名付けておけばそれで十分。 
後で参照する際に他の年度の追悼式と区別するのが困難だとお役人がおっしゃるのであれば、文書上でのみ 「平成~年に行なわれた」 などと書いておけばよろしい。 


「~周年」 なんて枕詞がなくったって、誰も困りませんし誰も悲しみません。 
大切なのは、「あれから何年経ったか」 ではなく、「何年経っても記憶を風化させないこと」 だと思います。 


(暴論失礼致しました。) 


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