固定資産税家屋調査の「裏ワザ」について

グーグルの検索窓に 「固定資産税 家屋調査」 と入力すると、その後に 「裏ワザ」 というワードが自動表示されます。
支払う税金を少しでも下げたいという切実な気持ちは皆同じなのだなあと思わずシンパシーを感じてしまうわけですが、いったい世の中に固定資産税家屋調査における裏ワザなどと呼べるものが存在するのでしょうか?

以下、家屋調査を実際に経験して、私なりに考えてみた方策をとりあえず列挙してみます。

(1) 仕様を下げる
家屋の固定資産税評価額は、材料や設備のグレードが高いほど上がっていきます。
今回の調査でお聞きしたお話によると、瓦屋根や室内の漆喰等の塗り壁、ムク材を張った天井などは加点対象になるとのこと。 また、屋根の軒が深いのも加点材料になるらしく、担当者さんはわが家の窓から見える向かいの家の屋根を指し、「瓦屋根であれだけ軒が深いと、評価額はかなり上がりますねー」 と嬉しそうに (?) 語っていらっしゃいました。

ということは、加点対象の材料や設備を減らす、すなわち、屋根は瓦ではなくスレートにする、壁や天井はクロスに、軒は極力浅く、床暖房は諦めて… という具合にグレードダウンしていけば、必然的に評価額は下がっていくことになります。

(2) 後で付ける
家屋の評価替えは三年に一度行なわれるそうです。
が、増改築が行なわれない限り家屋の内部調査は行なわないと、調査時にいただいたパンフレットに書いてあります。
家屋調査が最初の一度きりしか行なわれないのであれば、加点対象となる屋内の材料や設備は極力家屋調査の後に付ける というアイディアはどうでしょうか。
玄関床のタイルはモルタルのままとしておいて後でDIYで張るとか、浴室乾燥機は1年点検の時に取り付けてもらうとか…

(3) 思い違いしてみる、忘れてみる
今回の家屋調査で、1階床暖房の施工範囲を尋ねられました。
特に図面で確認するでもなく、口頭でのやり取りのみであります。
もちろん 「1階フロア全体」 と真実をお答えしましたが、もし私の物忘れが激しくて、「ええっと、確かピアノ室だけだったはずです…」 などと答えていたとしたら、評価額は下がっていたのでしょうか?



…えー、
書きながら改めて思い知りましたが、全然アキマヘンな。

(1) の評価額を下げるために仕様を下げるというのは本末転倒以外の何ものでもありませんし、(2) の後付け作戦はDIYだととんでもない手間がかかります。 それではとDIYではなく業者さんに依頼したとしたらば、建築時にまとめてやってもらうよりも高いコストがかかるであろうことは容易に想像できます。
(3) に至っては、意図してやったとしたら完全に脱税行為ですよ。 絶対やっちゃダメ!!

というかそもそも、こんな小細工でチビチビと評価額を下げたとして結果的に支払う税額がどの程度変わってくるのかという話ですよ。 せいぜい年間数千円といったところでしょうか。 そりゃお金は大事だけれど、アクションと効果のバランスがあまりにも悪すぎです。

そんなわけで結論:
ネットで裏ワザを検索する暇があったら、その時間をもっと有効に使いましょう。


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意外に低い評価額? (固定資産税家屋調査レポート(2))

前回記事からかなり間が空いてしまいましたが、固定資産税家屋調査の続きであります。

■概算評価額説明

ネット等で調べてみると、家屋の評価額は 「建築費用の概ね5割~7割程度」 と説明されていることが多いようです。

当日教えていただいたわが家の概算評価額をそのまま公開するのはさすがに憚られます (というか妻に死ぬほど叱られる) ので、これと同様の表現を用いて説明させていただきますと、「建築費用の3分の1」 程度でした。

ん?
「相場」 よりもずいぶん低いっすね。

とはいえもちろんジューテックホームの家が安普請だとかボッタクリだとか糾弾するつもりは毛頭ないのであって、私なりにその理由を推定してみました。

・評価額の上がらないファクターにコストがかかっている
わが家の例で言うと、 (比較的) こだわってお金をかけた外壁のサイディング (四辺合じゃくりで親水加工!) などについては加点が行なわれていないようです。

・見えないところにコストがかかっている
断熱材のフォームライトや蓄熱床暖房用のモルタル床など、通常よりもコストがかかっているけれど完成後は見えなくなっている部分については完全にスルーされていました (※床暖房設備そのものは加点の対象となります。 ちなみにジューテックホーム標準の温水式よりも電熱式のほうが評価は高くなるとのこと) 。

・壁が少ない
標準よりも壁が少ないと減点の対象となるとのことです。
わが家の場合、子供部屋を仕切る壁を設けていないことと、2階フロアの壁が全体に少ないことが減点の対象になるとの説明を受けました。

・「相場」 そのものが怪しい
そもそも 「概ね5割~7割」 というのが、いつ頃の、どれくらいの量のデータをもとに、誰がはじき出したものであるのかが全く判然としません。 「5割~7割です」 と言っているサイトの中には、世の中で言われているのだからと思考停止的に記載しているというようなところも存在すると思われます。 そんなわけで、5割~7割説の信憑性がどの程度のものなのか、大いに疑問を感じています。 もちろん、逆に 「現実は8割~9割だった」 という可能性もなくはないわけですが。

11101301イータくん
国税庁のゆるキャラ。その名もイータくん。 こんなキャラ作って税金を無駄遣いするのはやめてくれ!


さて、評価額が低いということは当然固定資産税額も低くなるということです。

さらに、わが家の評価額は家屋の不動産取得税の控除額である 1,200万円を下回っており、担当者Kさんのお話では不動産取得税の評価額は固定資産税よりは若干高くなる (課税の時点が 「取得時」 となり、固定資産税のように建築時から課税時点までの時間経過による償却減額が考慮されないため) ものの 1,200万円を超えることはまずないだろう とのことだったため、家屋の不動産取得税はゼロとなる見通しとなりました。

私はどんな目的に使われようともとにかくシンプルに税金払うのが大嫌いなので、評価額低ければ低いほどラッキー! なのであります。
アタマ悪いっすかねー

つづく

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固定資産税家屋調査レポート (1)

そんなわけで昨日3日、わが家の建物の固定資産税評価額を決定するための家屋調査が行なわれました。

約束の14時よりもチョット前の13:53頃にチャイムが鳴りました。区役所税務課の担当者さんがひとりでお見えになり、いよいよ調査開始であります。
担当者Kさんは50歳台かとお見受けされる男性。 ハキハキして明るい印象の方で、「暗く無口な公務員」 (※偏見は百も承知ですスミマセンスミマセンかく言うわたくしも暗く無口な会社員です) のイメージとは全然違っていたので何となく安心しました。

最初に全体のタイムスケジュールをご紹介しておきますと、

 13:53    来訪
 ~13:55  建物外観チェック
 ~14:07  図面にて間取り確認、転記
 ~14:11  屋内確認
 ~14:15  書類記入、概算評価額算出
 ~14:20  概算評価額等説明
 ~14:25  雑談 (笑)
 14:30    家屋調査済証を貼って終了

このような感じで、開始時刻こそ若干早かったものの終了は予定通り14:30と、ほぼ事前にお聞きしていた通りの時間であっという間に終わりました。

■建物外観チェック
最初の外観確認ですが、建物の裏側へ回って給湯器を確認されていました。給湯器が2台あるのを見て 「1台は床暖房用ですか?」 と尋ねられたのでYESと返答。 そのほか、壁や屋根の材料についても目視確認されていたようです。

■間取り確認
続いて屋内へ入り、ダイニングのテーブルにて持参書類の記録作業を開始。
ここで建物の図面を求められたので、着工前にジューテックホームより渡された図面集をお貸ししました。
持参の書類はB5版くらいの小さな紙で、各階の平面図が記されており、そこに間取りを描き加えていきます。
各階平面図はあらかじめ登記簿から転記してきたとのことで、「登記簿には間取りまでは描かれておりませんので…」 とおっしゃっていました。

■室内確認
間取り転記後、いよいよ屋内の確認に入ります。
ついにメインイベント! と身構えたのですが、なんというか実にあっけなく5分とかからずに終わってしまったので拍子抜けしてしまいました。
とにかく各部屋をバーッと見ていくという感じで、同行していて気が付いたのは、

・ロフトも一応チェックしていたこと
・和室の天井に触れて 「これは合板か…」 とつぶやいていたこと
・バスルームは確認していたが、トイレの扉は1、2階とも開けなかったこと
・キッチンはそこそこじっくり眺めていたこと
・床暖房の施工範囲を尋ねられたこと

この程度であります。
ずいぶんとあっさりしており、正直これで本当に正確な評価額が算出できるのか?という印象を禁じえませんが、あるルールに則って行なわれている作業である以上、文句をつけるつもりはないです。 「評価額1億円。」 とか申し渡されたら別ですけど。

■書類記入、評価額算出
その後テーブルに戻り、ふたたび書類記入作業へ。
まず標準的な金額を算定し、その後設備や素材に応じて加点・減点していくという積み上げ型の方式で算出されるらしいのですが、おおまかな概算額はその場で教えて下さるとのことで、ずいぶんサービスがよいものだなあと感心しました。

で、概算評価額がどの程度であったかと申しますと…

おっと、ここで残念ながらタイムアウトとなりましたので続きは後日改めてとさせていただきます。 あざとくて申し訳ありませんねえ。

衝撃の評価額紹介へつづく

11100403家屋調査
調査中の写真。 あまりにも慌しかったのでこれ1枚しか撮影できませんでした。

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固定資産税家屋調査に備えて

えー、私事で恐縮でございますが (というかよく考えてみたらこのブログに書いているのは私事ばっかりなんだけど)、明日10月3日は私の誕生日なのでございます。
有名どころでは、宮川大助、大沢 誉志幸、田口ランディ、クライヴ・オーウェン、石田ゆり子、ネーヴ・キャンベル、日本橋ヨヲコ、蛯原友里 などが同じ日に生を受けていらっしゃるそうで、エビちゃんと誕生日が同じというのは喜んでいいのやらどうなのやら。

で、その10月3日に予定されているのが区役所税務課家屋担当様によるわが家の家屋調査。 なぜにわざわざ誕生日に家屋調査?と思わなくもないですがこの日程を決めたのはほかならぬ私自身ですので文句は言えないのであります。

そんなわけで家屋調査を明日に控え、備えるべきモノやコトを遅まきながら整理してみようと思っているわけですが、まず用意しておくべき書類として、先方からの依頼文書中に 「建築確認通知書」 という記載があります (木造の場合。 非木造の場合はこの他に 「見積書」 と 「図面」 が必要である旨記されておりますが、わが家はバリバリの木造住宅なので建築確認通知書さえ用意すればOKというわけです。 ラクチンだねっ!)。

ところが、
やたらと沢山ある建築関連書類の中からその建築確認通知書なるものを求めて探してみるのですが、どこにも見あたりません
マジかよ困ったなーいったいどんな書類なんだよ確認通知書と、ワラにもすがる思いで手掛かりを求めてググってみましたらば、どうやらこの 「確認通知書」 というのは昔 (平成11年5月1日施行の改正建築基準法以前) の呼び名であり、現在は 「建築確認済証」 というのが正しいらしい (⇒ソース)。

イヤ建築確認済証ならさっきから見つかってますって。
調査依頼には正確な記述を心がけんか横浜市AOB区 (←いちおう略してみましたが丸わかり) 区役所税務課ぁ!


まあとにかく準備種類については一件落着。
あとはその他の心構えですが、一般的には 「家中を調査されるので、見られて恥ずかしくない程度には片付けておいた方がよい」 ということが言われているようです。 このあたりは羞恥心とのバランスの問題なので人によりけりというところでしょうが、神経質になりすぎても仕方がないのでホドホドに。

それから最後に、調査担当者の心証を考慮した上での対応策として
・金持ちと思われないようなるべくボロい服を着て応対する。
・高価な茶菓子を出して懐柔する。

というような事例も見られるようです。 が、よく考えてみるとこの両施策はベクトルが180度逆じゃないですか!

…いずれも都市伝説と片付けて、自然体で対応するのが望ましいのではないかと。
少なくともわれわれはそうするつもりであります。

もちろん上から下までユニクロで固めて。
とらやの羊羹を買いに行くのも忘れないようにしなくちゃ。

つづく

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固定資産税家屋調査の所要時間とは?

コンビニの本棚で見かけた 「AKB48じゃんけん大会公式ガイドブック」。

11090699秋元喜び組48人

…小娘どものジャンケン大会ごときのいったい何を公式にガイドする必要があるのでしょうか? 秋元くん教えて。



本題であります。

固定資産税の家屋調査。
7月に案内文書を受領したままついつい面倒でノーリアクションを決め込んでいたら8月に再び 「はよ連絡よこせ」 みたいな文書が届きそれでも億劫で更に1ヶ月近く放置していたのですがさすがにこれ以上シカトを続けると調査員の心証を害して法外に高い税金をかけられかねないので昨日ついに意を決して区役所の課税課に電話したのでした。

案内文書のほうに○○日くらいまでにご連絡いただけると幸いでございますとか何とか書いていただけると受け手としても目安になってよいのではないかと考えたりもするのですが言い訳ですかねーやっぱり。

電話するとすぐに担当者の方が出られたので遅くなってすみませんねと一応社会人らしく謝罪したのちさっそく日程調整開始。
いつ頃までの範囲で決めればよいのかを尋ねると、「できれば年内に」 とのご回答でした。 けっこう幅があるものだと少し驚きつつも、あまり引き伸ばしても仕方がないので10月3日 (なんと私の誕生日♪) の午後ということで決定したのであります。

ついでに調査の所要時間についてお聞きしましたらば、

30分程度です」。

へっ?

イヤそりゃ半日じっくり調査されたりしたらそれはそれでかなわないと思いますけどね、30分っていくらなんでも短くないっすか?
われわれの支払う税額の基礎になる大事な評価額を、流れ作業みたいに適当にポンポン決められるのも正直どうかと思うんですけど・・・

あるフォーマットに従ってプロの方が調査すればその程度の時間で十分 ということなんでしょうかね。

いずれにせよ、調査員の方が建物のどこを見てどのように評価額を決めるのかについては個人的に非常に関心がありますので、こちらとしても先方の調査する姿や内容をじっくり観察させていただきたいと思っております。

(というわけで家屋調査のレポートへ続きます)


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